「閃光のナイトレイド」メインキャストインタビュー


テレビ東京とアニプレックスの共同プロジェクト“アニメノチカラ”。
その第2弾作品として、ついにこの4月より「閃光のナイトレイド」の放送が始まります。
1930年代の上海を舞台にスパイアクションが繰り広げられるというこの作品。
メインキャストの皆さんはどのような印象を持ち、どのように取り組まれたのでしょうか。
オンエアに先駆け、吉野裕行さん・浪川大輔さん・生田善子さん・星野貴紀さんの4名に、お話をお伺いしました。


演じられるキャラクターのご紹介と、第一印象についてお聞かせください。

三好葵 役:吉野裕行さん

非常にリベラルな価値観の持ち主です。この時代の人にしてはフランクで、考え方が柔らかいなという印象を受けました。
特殊能力として、時間制限がありますが、サイコキネシスが使えます。

伊波葛 役:浪川大輔さん
葵君と対照的で非常にクールなキャラクターです。堅物で、とっつき難い感じの印象を受けるのではないかなと思います。
テレポートの能力を持っているのですが、葛は能力に頼ることが好きではないようです。そのワケについても徐々に解明されるのかな?と思っています。 ちなみにテレポート能力には1日3回、しかも視野の範囲内でしか使えないという制限があるそうです。4回目を使うと一体どうなるのか?急に陽気になったりするのか?(笑)個人的には楽しみにしています。

苑樹雪菜 役:生田善子さん
雪菜は、旧華族出身のお嬢様です。厳かで凛とした部分と、おっちょこちょいでホノボノとした部分の二面性を持ち合わせていますが、そんなギャップを旨く演じられればと思っています。
サイコメトリングの能力を持っていて、物に触れるとその物の記憶を読むことができ、人に触れるとその人の心や記憶を読むことができます。能力を使用するときには、集中するために花の香りを嗅ぐようです。

鍵谷棗 役:星野貴紀さん
棗は幼い頃から苑樹家に従者として仕え、雪菜とは長年の付き合い。その付き合いの中で能力が覚醒したという経緯があるそうです。
作中では雪菜と行動をすることが多く、お互いの能力を上手に引き出しあっている良いパートナーだと思います。キャラクター的に寡黙で長身痩躯、農家出身ということで僕も近しいものを持って演じさせていただいております。

第1話を演じてみての感想をお聞かせください。

吉野さん
中国語が大変でした(一同笑)。言葉を扱う仕事に携わっていても、母国語以外で話すというのは半端じゃなくて……。ちゃんと伝わってくれれば良いのですが、いかんせん中国語を喋ったことがないので、オンエアを見てみないとどうなっているのか、僕もまだ分かりません。キャラクターとのズレがあまりないと良いなと思っています。
時代性もあいまって雰囲気のある作品で、特に第1話はいいテンポでまとまっていると思いました。まずは第1話見ていただければ、どんな感じの物語になっていくのかが感覚的に分かるのではないかと思います。

浪川さん
何か新しいことに挑戦する作品なのかなという印象を受けました。特に中国語や、これから出てくるらしいドイツ語、ロシア語、英語といった外国語は、大きな挑戦になると思います。第1話では、吉野君の台詞の約3分の1が中国語で、かなり苦労したみたいですので、自分にあの番が来たらどうしようと……(笑)。 全体的に大人な雰囲気を感じましたが、アクションも多いので見やすいと思います。良い意味で異作になるのかなという印象を受けました。

生田さん
私は他の皆さんとは違って、アフレコというお仕事自体が初めてでした。自分の台詞の直前にマイク前にダッシュ!みたいなことも多々あり、外国語がなかったのにも関わらず、いっぱいいっぱいでした。この先外国語が出てきたらどうなってしまうのだろうか?と不安です。今はとにかく声を当てる事に精一杯なので、2話3話と進んでいくにつれて成長して、早く雪菜というキャラクターを掴めたらと思っています。

星野さん
この時代について学生の頃ちゃんと勉強をしていなかったこともあり、史実に基づいた設定というのは興味深いところです。この作品を通して、少しでも歴史に興味を持ってもらって、この時代のことを知ってもらえると、さらに楽しみが広がるのではないかと思います。

本作の魅力は?

星野さん
超能力スパイアクション!

生田さん
確かに、アクションシーンが多いので、迫力のあるアニメになるのではないでしょうか。

浪川さん
キャラクターの協力関係も面白かったですよね。ひとりひとりが勝手に能力を使うのではなく、4人でそれぞれの能力を使いあって助け合いながらミッションをクリアしていくところが新しいと思いました。

星野さん
得意分野がそれぞれあって、誰とも被っていないところが良いですよね。

吉野さん
「歴史」も魅力だと思います。この時代ってあまり勉強する機会がないだろうし、僕らもそんなに詳しくない……。でも、敢えてそこを題材にして物語を1本作るんですから、興味深いです。実際に存在した人物も出てくるということなので非常に楽しみにしています。ちょっと堅いかなと思われる方もいるかもしれませんけど、そこはスパイアクションが飽きさせないようにしてくれるでしょうし、逆に今まで知らなかった日本や諸外国との関係を知るのに良い機会になると思います。

作品を楽しみにしているファンへメッセージをお願いいたします。

星野さん
なかなか光が当たることのない1930年代という時代に、スパイながら光を当てていきたいと思っています。活躍を楽しみにしていただければと思います。

生田さん
歴史をテーマにしたシリアスな話ですが、アクションあり、ほのぼのしたシーンありで楽しめる作品になっていると思います。このアニメと共に生田も成長していければと思っておりますのでよろしくお願いいたします。

浪川さん
よくある「楽しいです」という感じではなく、真剣にひとつのものを皆で作り上げていっている―そんな空気が感じられる作品ですので、皆さんにもぜひ真剣に見ていただきたいと思います。
第1話を見逃すとずっと分からなくなってしまうかもしれませんので、どうか見逃さずに見てください。まずは初日が重要ですね。僕たちも頑張ります。

吉野さん
葵たちは何のために集められたのか?桜井機関って何なのか?本当の目的は何なのか?今はまだ謎が多いですが、次第に明らかになっていくと思いますので、見逃さずに見て欲しいです。
1930年代の上海がリアルに描かれる中での超能力スパイアクション。アニメーションですから皆さんが楽しめる部分が盛り込まれていくはずです。あまり堅苦しく考えないで、気軽に見ていただければ嬉しいです。
あとは一緒に勉強していきましょう。知らないことは勉強していけば良いじゃないですか。僕らも相当勉強することになると思います。なので片言の外国語も勘弁な!(笑)。

この日のアフレコに参加された皆さんで
▲この日のアフレコに参加された皆さんで▲

ありがとうございました。

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