東京国際アニメフェア2010 「閃光のナイトレイド」スペシャルステージ


3月28日、『東京国際アニメフェア2010』のステージにて『閃光のナイトレイド』のイベントが開催されました。
この日のステージに登場したのは、三好葵 役・ 吉野裕行さん、伊波葛 役・浪川大輔さん、苑樹雪菜 役・生田善子さん、
鍵谷棗 役・星野貴紀さん、風蘭 役・藤田咲さんの5名。楽しいトークで会場を沸かせてくれました。



イベントがスタートすると司会の藤田さんが「ニーハオ!」と挨拶しながらステージに登場し、メインキャストの皆さんが呼び込まれました。この日の生田さんは雪菜をイメージして、なんとチャイナドレス姿での登場でした!


早速それぞれが演じるキャラクターが紹介されていきます。

吉野さん
「葵はサイコキネシスを使います。
能力発動には時間制限があるのですが、具体的にどのくらいの時間使えるのかは、
まだわかりません(笑)。」

浪川さん
「“伊波葛”とても読みづらくて言いづらい(笑)。
陸軍の士官学校出身で堅い性格をしています。テレポート能力が使えます。」


生田さん
「雪菜は、桜井機関というスパイ組織に一人で身を投じてしまうくらい行動力のある女の子です。
サイコメトリングの能力を持っていて、人や物に触れると、その記憶や心を読む事ができます。」


星野さん
「棗は遠くのモノが良く見え、夜目が利き、透視能力があります。
雪菜の従者であるため、劇中では「お嬢様」というセリフを連発します。」


藤田さん
「風蘭 は上海の女の子で、中華料理屋で看板娘をしています。
日本語も得意ですし、フランス語、英語など5ヶ国語喋ることができます。」



この物語に登場する“桜井機関”については「桜井さんというボスがいます。その人から指令を受けてスパイ活動をしている組織です。」と、ごく簡単に説明する浪川さん。他のキャスト陣も「それ以上のことは皆も知らないんだよね」と、詳しくは知らない様子。いったいどんな組織なのか気になるところです。



そしてトークは第1話のアフレコ現場の様子について発展します。「大変だったね」と口を揃えるメインキャスト陣。どうやら第1話のアフレコに7時間近くかかったそうです。それもそのはず、吉野さん演じる葵のセリフの約3分の1が中国語だったとのこと。発音に苦労し、時間をかけて収録したという吉野さんの中国語は聴き逃せません。そして『閃光のナイトレイド』が声優初挑戦という生田さんは「ひどかったです(笑)。自分の出番の直前にマイク前に高速でダッシュしていました(笑)。」と馴れないアフレコ現場での経験を話してくれました。



続いて、1月からテレビで放映された「ドキュメンタリーCM」8本がスクリーンで一挙公開されました。特に盛り上がりを見せたのは、葉加瀬太郎さんがヴァイオリンを激しく奏でる第4弾。そして、浪川さんの中国語が光った第6弾と第7弾。「ザマラ」というセリフが繰り返される度に、ステージと会場に爆笑が沸き起こりました。
多様なツッコミが入りつつも全CMを上映し終わると、第8弾の「回想~納品篇」で華麗な走りを見せた大松プロデューサーがステージに呼び込まれました。開口一番、「CM中ではテレビ局にテープを納品していましたが、実際のところまだ完成していないんです」と制作状況を暴露してしまう大松さん。「もし制作が間に合わなかった場合は某他作品の再放送をしてもらう予定」と、冗談なのか本当なのか分からない裏話も披露されました。しかし何とか放送に漕ぎ着けられるよう、スタッフの総力をあげて制作に取り組んでいるとのことで、「とにかく情報量の多い画面に仕上がるはず」と、作品のクオリティが楽しみになるコメントを残してくれました。




さらにステージでは、東京国際アニメフェアにあわせて作られたという「スペシャルPV」を公開。100秒間にわたる上映が終わると、今回が初見だというキャスト陣からは、「映画みたいで格好いいです」「緊張して脇汗が出てしまいました」などと、興奮混じりの感想が漏れました。



30分のステージはあっという間に終演の時間に。最後は会場に集まったファンの皆さんへのメッセージで幕となりました。

大松プロデューサー
昨今、アニメのオリジナル作品が凄く少なくなってきていて、こういった作品は業界にとっても大変貴重なものだと思います。どうか皆さんでこのオリジナルアニメを育てていっていただければと思います。よろしくお願いいたします。


藤田さん
風蘭的には「中華料理がおいしいよ!」ぜひ皆さん見てくださいね!

星野さん
第1話4月5日より放送スタートします。アニメノチカラの特番もあるそうなので(放送済)そちらもご覧ください。本日はありがとうございました。

生田さん
アニメは初めてですが、この作品と共に成長していけるように頑張っていきますので、どうぞ温かい目で見てやってください。よろしくお願いします。

浪川さん
スパイアクションということで、実動派と指令派の面白いコンビネーションがひとつの魅力だと思います。また、中国語・ドイツ語・ロシア語・英語などの外国語もひとつの見所となると思います。一生懸命頑張りましたので、ぜひ皆さんでオリジナル作品を育てていただければと思います。ありがとうございました。

吉野さん
本当にオリジナルのアニメ作品は貴重です。しかも1930年代の上海って皆さんどんな時代だか知っていますか?学校でも掘り下げられない時代を敢えて舞台にしています。そのままの時代を描くのもいいのですが、そこにスパイアクションが加わるので、皆さんが何かしら「ここ良いな」と思えるところがある作品だと思いますので、ぜひ見てください。スタッフの本気が伝わる作品だと思いますので楽しみにしていてください。ありがとうございました。


キャスト陣による熱演と外国語、そして緻密に描きこまれた絵と、壮大な音楽――。
様々な裏話が披露され、期待をますます膨らませてくれたステージとなりました。
完全オリジナルストーリーが展開される「閃光のナイトレイド」。引き続きご注目ください!

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